こんにちは、山梨県の腰痛をK’sパーソナル整体で根本回復を目指す
2025年05月22日

K’sリカバリー鍼灸整体院(いのうえ整骨院併設)です。
椎間板ヘルニアの見立て
腰を曲げて痛い腰痛、反らして痛い腰痛
前回の当K’sリカバリー鍼灸整体院(いのうえ整骨院併設)腰痛専門整体ブログの中で
腰痛には
腰を前に曲げて痛む場合が多い
椎間板性腰痛・椎間板性腰痛・腰椎終板炎・腰椎圧迫骨折
腰をそらすと痛みが増強する場合が多い
腰部脊柱管狭窄症・腰椎分離症・椎間関節症・腰椎分離症など
腰を曲げ伸ばしして、腰痛の状態が悪化することを確認すると
ある程度ご自身の腰痛の種類が確認できることも多いこと。
また、腰痛には腰の筋肉や臀部の筋肉から痛みを発することもあることが考えられる。
というようなことをお伝えさせていただきました。
腰痛が多いといわれる年代は
腰痛や坐骨神経痛が生じる年齢を見ていくと
40→50→30代の順に一番多くみられるようです。
60代の人にも多く、ぐっと年代が下がって20代がその次に続きます。
ご紹介した各腰痛で日常遭遇することが多いと感じる各腰痛の中に
ほとんどの皆さんが名前を知っている椎間板ヘルニアがあります。
K’sリカバリー鍼灸整体院(いのうえ整骨院併設)にも
椎間板ヘルニアのつらい症状で来院される人はとても多いいます。
腰痛でも10代~50代まで幅広くみられる椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアは「モノを持ち上げようとして」「前かがみになって」など
急に椎間板ヘルニアになってしまうこともあり得ると思います。
このような原因により急性の腰痛では
ぎっくり腰(腰部捻挫・筋筋膜性・仙腸関節障害など)ということもあるので
ぎっくり腰か椎間板ヘルニアなのかをシッカリ「見立て」することは
予後、期間、アプローチ方法等が違うのでとても大切です。
椎間板ヘルニアではかなりの割合で足のしびれなど坐骨神経痛症状も
組み合わさるケースが多いと思われます。
一方の腰部捻挫・筋筋膜性などのぎっくり腰では
通常では坐骨神経痛症状は引き起こされないケースの方が多いと思われます。
椎間板ヘルニアは5つある(人によっては4つ、6つという人もいるようです)
椎間板ヘルニアが引き起こされるしくみ
腰椎の間にクッションの役目をする「椎間板」があります。
その椎間板の中心部からやや後方に「髄核」という組織があります。
椎間板は若い時には水分を多く含む組織になっているといわれております。
椎間板にかかる負担はこの水分により吸収される仕組みになっているといわれます。
この椎間板が年を取るとともに水分量が減ってしまうといわれます。
また、繰り返すスポーツ活動や不良姿勢、体幹等の筋力低下により
その部位に過度な負担がかかり続けることでも上記のような状態になることが考えられ
椎間板ヘルニアは10代の人にも見られる腰痛・坐骨神経痛になる恐れがあると思われます。
椎間板ヘルニアは髄核周辺の水分量が少なくなってくるのと一緒に
髄核の周りにある椎間板を構成する線維輪という硬い組織も弱くなることが予想されます。
その線維輪が傷ついて裂け目が生じやすくなり、何らかの強い衝撃や
同じような外力が加わり続けると水分が少なくなって
圧力を受け止めにくくなってしまっている髄核が裂けた線維輪の間を通過して
後方にある後縦靭帯の横から脊柱管の中に飛び出してしまうことが考えられます。
脊柱管の中には脊髄・馬尾神経があり、
これから枝分かれして足の方に走行する神経根が入っています。
椎間板ヘルニアで飛び出した髄核が脊柱管の中にある神経根を刺激したり、
圧迫してしまうととても強い腰痛や坐骨神経痛を生じさせる危険があると思われます。
SLRテストといって仰向けになり膝をまっすぐにした状態で
足を天井に向かってあげていくテストでは通常平均的に90度くらい上がる足が
30度~40度くらいで神経が引っ張られ激痛が腰から脚に伝わるケースが
とても多くあります。
多くの椎間板ヘルニアの患者様はその激痛のあまり歩く姿も神経の圧迫を避けるように
背中や腰が横に曲がって側弯症と同じのような姿勢になることが多いように思います。
足がしびれたり、足首や足趾の筋力が弱くなることも見られることがあります。
椎間板ヘルニアは強い痛みが消失したとしても慢性の腰痛として残ることは
多いと考えられ、再発もしやすいので再発予防のエクササイズは大切と考えられます。
椎間板ヘルニアのつらい症状:坐骨神経痛
椎間板ヘルニアの痛みの経過の特徴としては
まず、腰痛からはじまる場合が多く、1週間程度経過してから左右どちらかの
足のしびれや痛みが生じてくるというパターンが多いと思われます。
椎間板ヘルニアではバルサルバサインという咳やくしゃみ、排便時等の力を入れた状態で
傷みが増強するケースも多いと感じます。
椎間板ヘルニアのひとでは起床時に痛みが一番強いという訴えをする人も多いと思われます。
これは朝が一番髄核の水分が多い、就寝中体重がかかっていないため
椎間板の膨隆が一番強度ということが予測されるのではと思われます。
椎間板ヘルニアでは下肢のマヒや排尿障害が生じることも考えられます。(馬尾神経症状)
椎間板ヘルニアで排尿障害が生じた場合は緊急手術が必要となりますので
腰の強い痛みが生じて「おしっこがでなくなってしまった」
「おしっこが出たのがわからない」というような人はすぐに病院に行ってください。
椎間板ヘルニア治療はほとんどのケースで手術はしないは現在の考えです。
昔は椎間板ヘルニアになると手術を行い、飛び出した髄核を切除しないと治らない。
とされてきた時代もあります。
現在は様々なMRI検査など検査機器も充実しているので
椎間板ヘルニアの診断を受けても痛みが自然寛解したところで
もう一度MRI検査をすると椎間板ヘルニアによって飛び出した髄核が消失している。
ということが分かっているようです。
これは飛び出した髄核を脳が「異物」と判断することで
その異物をリンパ球のマクロファージという物質が攻撃して
「貪食作用」という作用が働きヘルニアが溶けて代謝される仕組みのようです。
椎間板ヘルニアの初期の激痛時はその反応が起きるために
サイトカインという物質が放出されるのでそれが激痛の元と考えられます。
山梨県甲府市伊勢にあるK’sリカバリー鍼灸整体院(いのうえ整骨院併設では
椎間板ヘルニアに対して疼痛抑制、早期に炎症を除去できるように
また、椎間板ヘルニアは再発しやすいので
再発しない体幹エクササイズなどを指導しながら
椎間板ヘルニアの施術をおこなっております。
腰痛、坐骨神経痛でお困りの方はお気軽にご相談お待ちしております。