椎間板ヘルニア

このようなお悩みはありませんか?
  1. 病院のレントゲン、MRI検査で「椎間板ヘルニア」と言われた
  2. 腰がずっと痛い
  3. 起床時からしばらくの間が特に痛い
  4. 腰の痛みや足にしびれがある
  5. 長時間座っているとだんだん痛みが増してくる
  6. 前屈姿勢が長くなると腰痛が悪化してくる
  7. くしゃみや咳で腰痛が悪化する
  8. 痛み止めやシップを続けているが、良くならない

椎間板ヘルニアとは

椎間板ヘルニアのメカニズム

椎間板は、背骨の骨と骨の間にある、クッションのような役割を果たす軟骨の一種です。中心部にゼリー状の髄核があり、その周りを線維輪と呼ばれる組織が取り囲んでいます。

椎間板ヘルニアは、線維輪から中にある髄核が飛び出してしまった状態です。
ヘルニアが起きると身体が「異物」とみなし、サイトカインという物質が放出され強い炎症が生じます。その結果、腰や足に強い痛みを感じるのです。

椎間板ヘルニアは若年層〜高齢者(65歳くらい)まであらゆる年齢層にみられる腰痛ですが、30代〜40代に一番多く発症するといわれています。

また、スポーツ選手にも多く、中・高・大学生のような若年層に椎間板ヘルニアが生じても珍しいことではありません。

椎間板ヘルニアに手術は必要?

手術イメージ

「椎間板ヘルニアになったら、手術しないといけない」と思われている方は多いのではないでしょうか。しかし、決してそんなことはありません。
なぜなら、椎間板の炎症を取り去り、回復を促してあげると、線維輪から脱出してしまった髄核を白血球の中にあるマクロファージが食べてくれるからです。これを貪食作用(どんしょく作用)といいます。

つまり、現在の考えでは、椎間板ヘルニアは手術しなくても、ヘルニア自体が自然消滅していくことになるのです。

とはいえ、椎間板の炎症を取り去って回復するまでの期間は、通常の腰痛の回復過程よりも長いことが多いでしょう。さらに、痛みも強いので「二度とこんな思いはしたくない」というのがほとんどの方の感想です。

K’sリカバリー鍼灸整体院(いのうえ整骨院併設)で行う椎間板ヘルニアの回復施術・予防法

ヘルニアマンガ(before)

K’sリカバリー鍼灸整体院(いのうえ整骨院併設)では、椎間板ヘルニアが再発しないように施術をすすめていくことが大切だと考えています。

腰椎椎間板ヘルニアは5つある腰椎の中で、腰椎4/5番間に生じるヘルニアが90%、腰椎5番目と仙骨間が5%といわれています。理由としては、その4~5~仙骨の間に最も日常のストレスがかかることが多いからではないでしょうか。

そこで、当院では椎間板へのストレスを軽減して、少しでも早く椎間板の炎症を取り去ることが重要と考え、当院独自のK’sリカバリー椎間板ヘルニアパーソナル整体を提供しています。

K’sリカバリー椎間板ヘルニアパーソナル整体の一例

SLRテスト

椎間板ヘルニアで特に坐骨神経の圧迫が生じてしまった方や仙腸関節に問題がある方は、SLRテストで陽性となります。

テスト結果をもとに仙腸関節の調整を試みると、状態が回復するケースもあり、これにより椎間板ヘルニアか仙腸関節障害かを判断します。

立体動態波

立体動態波

マクロファージが貪食作用でヘルニアを消失させてくれるまで、痛みを抑えることが重要です。

当院では関節や身体の深部に電流が届きやすい立体動態波という機器を用いて、痛みを抑制するホルモンβエンドルフィンやエンケファリンを代謝しやすくします。

ハイボルテージ

ハイボルテージ

ハイボルテージは椎間板ヘルニアにより生じたスパズム(筋肉の硬化)を取り除くために使います。
痛みを抑制することで体を動きやすくさせ、血流を促進します。

超音波

超音波LIPUS

超音波にはLIPUSという使用法があり、骨折部に超音波を直接刺激することで骨折の癒合を早めるという研究発表があります。

当院では、超音波を椎間板に行うことで、炎症の早期回復を狙います。

ラジオ波

ラジオ波

温熱を身体の深部〜浅層部に流し、筋肉が硬くなってしまうことで生じる筋肉間の癒着や筋肉による神経の圧迫を取り除いていきます。

ラジオ波は10㎝の深部まで温熱が届けられるので、腰の深部筋である腸腰筋や、坐骨神経痛を引き起こしやすいお尻の梨状筋などへアプローチできます。
ラジオ波で腰椎周辺の筋肉の過緊張状態を取り除くと、椎間板への負担が少なくなり、椎間板の炎症を早期に取り除けるでしょう。

微弱電流による筋膜リリース

微弱電流

筋膜リリースとは、何らかの原因で癒着している筋膜を解きほぐすことです。

組織に炎症が起こると、その部位への防御反応として周辺筋・筋膜・脂肪層が固くなり、くっついてしまうことがあります。そのために痛みや身体の柔軟性の低下などが引き起こされるため、当院では微弱電流を使用して、揉み返しの起きないように筋膜リリースを行います。

EMSによる体幹筋への刺激

EMS

椎間板ヘルニアの原因の1つとして、前かがみで重いものを持ったときなどに、腰をしっかりと防御できる筋力が低下していることが考えられます。

EMSは筋肉に電気で刺激を与えることで、トレーニングができる機械です。自分では鍛えにくい体幹筋(腹横筋・多裂筋・横隔膜・骨盤底筋)を刺激することで鍛え、椎間板ヘルニアの再発を防止します。

椎間板ヘルニアにお悩みの方の中には、「腰痛は良くなったけど、足のしびれが残ってしまった」という方も少なくありません。
K’sリカバリー鍼灸整体院(いのうえ整骨院併設)では、こういった坐骨神経痛に対しても、最適な機器や手技を組み合わせて、神経を圧迫している部位にアプローチします。

施術回数について

椎間板から突出した髄核は、時間とともに白血球のマクロファージの貪食により消失します。
しかし、椎間板ヘルニアはそのあとの方が重要です。
なぜなら、髄核が線維輪から飛び出した際の傷が再生するのは難しく、そのためにぎっくり腰を繰り返してしまう可能性があるからです。

このぎっくり腰は椎間板由来なので、痛みも強く、通常の筋・筋膜由来のぎっくり腰よりも回復に時間がかかります。

そこで、まずは椎間板の炎症が早くおさまるように、2回/週〜1回/週の通院をお勧めしています。
椎間板ヘルニアはちょっとした姿勢や動作で悪い状態に戻りやすいですので、最初の1ヵ月はなるべく高い頻度で通院いただくと良いでしょう。
その後は痛みの回復状況によって、1回/週〜1回/隔週で通っていただいています。

当院では、椎間板ヘルニアは、再発防止が最も重要だと考えています。

長期間の痛みやしびれで使いにくくなってしまった筋肉や組織に対しても、体の動きを戻して神経の圧迫を早期に取り除く施術でアプローチし、再発防止に努めます。

また、腰痛の標準治療ガイドラインにおいても運動療法は「強く推奨」されており、椎間板ヘルニアにおいても同様と考えられます。当院では、通院初期からご自宅で実践いただける体幹エクササイズや運動を指導しています。

椎間板ヘルニアの回復施術を受けたあとは……

ヘルニアマンガ(after)