腰痛を東洋医学的にひも解く:慢性腰痛②

2025年11月24日

東洋医学鍼施術

こんにちは!

山梨県の腰痛をK’sパーソナル整体で根本回復を目指す

K’sリカバリー鍼灸整体院(いのうえ整骨院併設)です。

今回も腰痛を東洋医学の観点から見てみます。

今回は慢性腰痛その2です!

東洋医学ら見る腰痛の原因

東洋医学の観点から

慢性的な腰痛を引き起こす原因として

〇腎虚による腰痛

というものが考えられます。

腎虚についての説明をする前に

まず東洋医学における

五臓六腑についての説明からしていきます。

五臓六腑とは

東洋医学の考え方に

「五臓六腑」というものがあります。

現代でも美味しいものを食べた時に

五臓六腑に染み渡るなんて言葉を使うことがあるかもしれません。

五臓とは

肝、心、脾、肺、腎の5つを指します。

生理物質の生成や貯蔵を担う臓器。

六腑とは

胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦の6つを指します。

飲食物の消化、吸収を担う器官。

五臓六腑の“腎”は腰痛を引き起こす

この中でも、今回は五臓のひとつである「腎」が

慢性腰痛を引き起こす原因と考えられます。

〇「腎」という臓器

腎の生理作用としては

・蔵精

これは「精」というエネルギーを貯蔵する機能を言います。

この「精」は親から受け継いだ「先天の精」と、

飲食物などから得られる「後天の精」があります。

飲食物から得られる精は必要に応じて五臓に行き渡り、

余剰分は腎に蓄えられ「腎精」と呼ばれます。

腎精は、「気」や「血」を生み出す基本的な物質で、

成長や発育に関わります。この機能が失調すると

発育、成長不良や気血の不足から抵抗力の低下、

その他不妊、耳鳴、難聴、眩暈などが起こります。

・主水(水を司る)

水の代謝を調整する機能を言います。

腎の作用によって、人体内に必要な水液を保ち、

また不要な水液を体外に排出します。

この機能が失調すると

浮腫、下痢、夜間尿などが起こります。

・納気

呼吸のバランスを保つ機能を言います。

特に吸気を補助して深く吸い込ませる作用があります。

この機能が失調すると

納気が不十分となり、咳嗽、喘息、呼吸困難などが起こります。

五臓六腑で考えた“腎”と“腰”の関係

〇腎と腰との関係

「腰は腎の府」と呼ばれます。

腎の機能が失調すると、腰の不調が起こりやすいです。

特に腎精の不足は、骨を強くすることが出来ずに、

腰や膝に力が入らない、だるいという

「腰膝酸軟」という症状を引き起こします。

〇腎虚による腰痛の中身

主に腎陽虚という状態が原因となります。

主要な症状として、全身の虚弱症状、

腰下肢の慢性的なだるさ、無力感、鈍痛など。

虚とは本来あるはずのものが満ち足りていない状態なので…

治療方針としては足りないものを補う「補法」という治療を行います。

では、腎虚による腰痛に対する治療点をあげます。

腎虚による腰痛のツボ

「大腸兪」

足太陽膀胱経の経穴

ベルトの高さで、骨盤に指先を当て、親指のくる位置。

「環跳」

足少陽胆経の経穴

おしりに力を入れた時に凹みのできる位置。

奥には坐骨神経が通っており、坐骨神経の治療点ともなります。

また、おしりの大きな大臀筋という筋肉上にあり、臀部、

股関節周囲の血流改善にも効果的です。

「委中」

足太陽膀胱経の経穴

膝の裏の真ん中の位置。

四総穴と呼ばれ、

鍼灸や東洋医学において非常に重要な経穴であり、

昔から「腰背は委中に求む」と言われるほど有名な腰痛のツボです。

慢性腰痛、ふくらはぎの浮腫、膝の痛み、

坐骨神経痛等にも効果があるとされます。

「腎兪」

足太陽膀胱経の経穴

ウエスト高さで腰に手を当てた際に親指が来る位置にある。

腎の機能を高める作用(補腎)がある。

慢性腰痛の改善、尿トラブル、浮腫、易疲労感、耳鳴り、

難聴等の改善に効果的とされます。

「太渓」

足少陰腎経の経穴

内くるぶしとアキレス腱の間の凹みの位置にある。

腎の機能を高める作用(補腎)のほか、

下肢、腹部の血流改善、浮腫の軽減などの効果があると言われます。

長引く腰痛は様々な視点から見ていく必要があります。

前回の寒湿による腰痛のように、

外的要因によって引き起こされる腰痛もありますが、

今回の腎虚による腰痛のように、

体内での環境(ホメオスタシス)の変調によって腰痛に限らず

様々な不調が起こる可能性があります。

東洋医学、鍼灸の治療で

腰痛を含め、不調の改善は

山梨県甲府市にある

いのうえ整骨院〜K’s リカバリー鍼灸整体院〜にご相談ください。

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