仙腸関節障害(いわゆる骨盤のずれ)
2026年03月9日
こんにちは!
山梨県甲府市伊勢のいのうえ鍼灸整骨院です。
レントゲンなど画像検査わかりにくい腰痛の1つ仙腸関節性腰痛
仙腸関節障害とは
「腰が痛いのに検査では異常がない。」
「立ち上がりや、起き上がりで腰やおしりが痛む」
そんな不調で、見落とされやすいのが
「仙腸関節性腰痛」です。
「仙腸関節」なんて初めて聞いたという方もいるかもしれないですね。
仙腸関節は骨盤のところにある「仙骨」と「腸骨」
の間で構成される関節です!
今日はそんな仙腸関節由来の腰痛についてまとめていきます!
仙腸関節の解剖、役割
仙腸関節は先ほども書きましたが通り
骨盤の「仙骨」と「腸骨」の間にある関節で
体幹の重量を両脚に伝える荷重伝達の役割をしています。
仙腸関節は強靭な靭帯によって結合されています。
ただし、2〜3ミリ程度ですが僅かな可動域を有しており、
下肢の動きと連動して骨盤を捻じるように動かし、
運動を調整する作用もあると考えられます。
また、衝撃を緩衝する機能もあるとされます。
仙腸関節は動く、動かない?
動く仙腸関節
過去には不動の関節と考えられていた仙腸関節ですが、
現在では上記のように衝撃を緩衝するクッションのような役割や、
下肢と連動して動く運動補助の機能があると考えられるようになりました。
実際にその動きについて見てみます
仙腸関節の動きは大きくわけて以下の2つ
・ニューテーション、カウンターニューテーション
・インフレア、アウトフレア
まずニューテーションとカウンターニューテーションとは何かですが
ニューテーションは仙骨のうなずき運動とも呼ばれ
仙骨が腸骨に対して相対的に前に傾き
腸骨が後方に回る運動を言います。
一方のカウンターニューテーションは逆の動きで
仙骨の起き上がり運動とも呼ばれ
仙骨が腸骨に対して相対的に後ろ側に傾き
腸骨が前方に回る動きを言います。
次にインフレアとアウトフレアですが
インフレアは
腸骨の前方が閉じて、後方が開く動き
アウトフレアは
腸骨の前方が開き、後方が閉じる動きのことです。
仙腸関節を安定させる要素
仙腸関節は骨盤部にあり、
上半身の荷重が乗る荷重関節という役割を持ちます。
しかしながら、仙腸関節は関節面が重力に対して垂直であるため、
関節面を安定させる要素が必要です。
その要素としては主に2つあり
・静的安定の要素
・動的安定の要素
まず、静的安定の要素として
仙腸関節周囲にある靭帯がその役割を担います。
仙腸関節は複数の強靭な靭帯に取り囲まれており
特に腸腰靭帯や骨間仙腸靭帯、後仙腸靭帯、
仙結節靭帯と言った靭帯が大きな役割を果たします。
次に、動的安定の要素ですが
この要素は仙腸関節を跨いでいる
大臀筋、梨状筋、ハムストリングスそして胸腰筋膜と言った筋群
さらに、骨盤底筋、腹横筋、多裂筋といういわゆるインナーマッスル
これらの緊張によって得られると考えられます。
特に大臀筋というおしりの表層にある大きな筋肉は
先程述べた仙結節靭帯、後仙腸靭帯、
胸腰筋膜などとの連結があり、梨状筋やハムストリングスと共に
仙腸関節の安定性に関与するとされています。
骨盤底筋群も立位時や運動時に共同して働くことで
仙腸関節の安定性に寄与しています。
仙腸関節由来の腰痛メカニズム
仙腸関節に由来する腰痛は、外傷や、
アライメント異常(骨、関節などの配列の異常)、
生活での使い方のくせ、出産など様々な要因によって
関節の位置異常(ズレ)が生じることによると考えられます。
この仙腸関節の位置異常によって、
仙腸関節周囲の靭帯や仙腸関節を包む関節包という袋状の構造物に
負担がかかることが仙腸関節性腰痛の根源とする文献もあります。
仙腸関節性腰痛でお困りの人はお気軽にご相談お待ちしております
今回は意外と多い、「仙腸関節性腰痛」について
まず、仙腸関節の解剖〜メカニズムまで触れてみました!
次回はよりその詳細を見ていきます!
非特異的腰痛(腰椎椎間板ヘルニア等の原因が
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