スポーツをする学生に多発する腰椎分離症・腰椎分離すべり症について

2026年07月6日

スポーツ障害の腰痛

小中高校生に起きる腰痛の1つ腰椎分離症

「腰が痛くて部活で思うようなプレーが出来ない」

「病院で腰椎分離症と診断された」

「腰椎分離すべり症と言われたけど、スポーツは続けられるのか?」

このようなお悩みはありませんか?

腰椎分離症・腰椎分離すべり症は

スポーツや部活動をしており、運動量が多い成長期の学生で多く見られる疾患です。

当院にも、腰痛でお悩みの学生が来院しており

中には既に腰椎分離症と診断されて来られる学生もいます。

成長期でスポーツをしている学生(とりわけ10代)の腰痛は

ただの筋肉の疲労とは限らず

腰椎分離症やそこから進行して起こる

腰椎分離すべり症という疾患である場合もあるため侮れません。

しっかりと見極め

対策をしていく必要があります。

こんにちは!

山梨県甲府市のいのうえ鍼灸整骨院です。

腰椎分離症の病態について

腰椎分離症とは、腰椎(腰の背骨)の椎弓という部位に繰り返し負荷がかかることで

主にスポーツをする10代に生じる

“疲労骨折”です。

特に、腰を反る、体を捻るといった動作で

腰椎の椎弓という部位に繰り返し負荷がかかるため

腰を反ったり、捻ったりといった動作を伴う

サッカー、野球、バレーボール、テニス、バスケットボール、

新体操、陸上競技…などで生じます。

もちろんこれ以外のスポーツでも生じることはあります。

症状としては、腰を反ったり、捻ったりする動作で腰部に痛みが生じたり、

運動をすると腰部に重だるさを自覚したりするようになります。

悪化すれば、徐々に運動が困難になるほどの腰痛を自覚することもあります。

後述しますが、腰椎分離症が進行すると

腰椎分離すべり症という病態となり

足の方まで痛みや痺れが波及することにも繋がりかねません。

腰椎分離症のグレードについて

腰椎分離症には3つの段階があり

初期・進行期・終末期に分けられます。

腰椎分離症がどの段階かは、

MRIやCT、レントゲンなどの画像検査でわかります。

初期の腰椎分離症であれば

適切な対処を行うことで90%程度は骨折部がくっつく可能性があります。

ただし、初期の場合は腰椎に微細なヒビが入っているような状態であり、

MRIで骨髄浮腫というものが確認できますが、レントゲンには映らないことが多いです。

レントゲンに映るような腰椎分離症は進行期以上であり

骨折部がくっつく可能性が50%前後と、骨癒合の期待値は大幅に低下します。

終末期まで進んだものでは、ほぼ骨がくっつくことは見込めません。

更に進行すれば、腰椎分離すべり症という病態となります。

ですので、初期の段階で腰椎分離症を発見することが大切です。

初期段階では

運動時(特に腰を反らしたり、捻ったりする動作)で

ズキっとした痛みを感じやすく、休むと楽になることが多いです。

これらの症状が2週間以上持続する場合は

1度病院でMRI画像検査を受けられる事をお勧めします。

初期段階であれば

2~3ヶ月の安静期間を設け

コルセットを着用し腰部への負担を減らす事で

骨癒合が見込めます。

なぜ腰椎分離症が生じるのか

通常の骨折と異なり

腰椎分離症は疲労骨折であるため

1度の大きな外力によって生じる訳ではなく

繰り返し腰椎に負担がかかることで生じます。

また、繰り返しですが

腰椎分離症は成長期の骨が完全に成長を終えていない時期に発生します。

発生しやすい条件としては

・胸郭(背中)と股関節が硬い

・体幹機能が低下している

・骨が成長している時期である

・不良姿勢

などが考えられます。

本来スポーツ時に捻る動作を担いたい

胸郭や股関節が硬い状態では

胸郭と股関節に挟まれている腰椎に負荷が集中しやすくなり

腰椎分離症のリスクを高めてしまいます。

スポーツの指導で良くある

「腰を切る」動作というのが

まさに腰椎に負担をかけてしまう動作です。

「腰を切る」と言うのは動きのイメージをするための表現であり

本来腰椎自体は腰を切る動作に適しておらず

胸郭と股関節が柔軟に動いてこそ

腰を切るという動作が可能になります。

また、体幹機能が低下していると

スポーツ動作中に反り腰の状態になりやすいため

腰を反った状態で動作をすることになり

腰椎へのストレスが繰り返され

腰椎分離症のリスクを高めてしまいます。

・走っていて腰が痛くなる

・プレー中に腰が痛くなる

などの症状がある場合は

体幹機能が上手く働かずに

反り腰の状態でスポーツをしているかもしれません。

腰椎すべり症とは

何度か出てきた「すべり症」というワードですが

すべり症も

・腰椎分離すべり症

・腰椎変性すべり症

の2パターンがあります。

腰椎分離すべり症は

腰椎分離症が進行し、終末期以降で

骨折部で骨の連続性が途絶え

腰椎が前方へズレてしまった状態です。

腰椎分離すべり症では

前方へズレてしまった腰椎椎体によって

神経の圧迫が起こることになり

お尻や足などに痛みや痺れを生じさせる可能性もあります。

腰椎変性すべり症は

加齢によって

腰椎周囲がボロボロになることで

腰椎が前方へズレてしまう病態です。

比較的50代以降の女性に多く見られます。

すべり症は

分離症と同様に腰を反らした際に痛みが強くなったり、

歩いたり立ったりしていて痛みが出やすいです。

また、分離症とは異なりお尻や足に痺れや

痛みといった神経症状が出るのも1つの特徴です。

当院で重視していること

当院では腰椎分離症・腰椎分離すべり症に対して

・胸郭、股関節の可動性の評価

・体幹機能評価

・足底感覚の評価

・臀筋機能の評価

を中心に評価し

可動性が少ない部位に対しては

可動性をあげる施術やストレッチの指導

機能の落ちている部位に対しては

機能改善の施術やエクササイズ指導

筋力の落ちている部位に対しては

筋力を上げられる施術や筋力強化方法の指導

を行っており

また、分離症の程度に合わせて

運動を休止するか、継続するかのアドバイスや

休止した上でどうすべきか

継続するならどうすると良いか

などもお伝えしていきます。

学生の腰痛、腰椎分離症、腰椎分離すべり症でお困りでしたら

山梨県甲府市のいのうえ鍼灸整骨院に

お気軽にお問い合わせ下さい!

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