朝起きる時に腰が痛い、朝だけ腰が痛い、動いているうちに楽になる
2026年06月22日
といったお悩みは
腰痛でお悩みの皆さんからはよく聞く症状のひとつです。
いくつかの原因が考えられるため
本日はひとつずつ見ていきます。
こんにちは、山梨県甲府市の
いのうえ鍼灸整骨院です。
起床時に痛い腰痛
朝起きる時に腰が痛む 考えられる原因は
朝起き上がる時に腰が痛む、朝に腰が痛い、
起きて動いているうちに腰の痛みが和らぐという
腰痛のパターンはしばしば耳にする気がします。
このパターンで考えられる原因としては
・筋肉、筋膜由来の痛み
・椎間板由来の痛み
・血流障害による痛み
・寝ている姿勢による痛み
・呼吸、体幹、自律神経機能の低下から来る痛み
この5つが想定されると当院は考えます。
また、これらは連動し複数の要素が絡み合って出ていることも想定されます。
特にこの中でも椎間板由来の痛みは
朝の腰痛との関連が強いです。
なぜ、椎間板由来の痛みは朝に強く出るのか
椎間板とは背骨と背骨の間にあるクッションのような役割をする組織のことです。
椎間板の中には髄核と呼ばれる
およそ80%は水分からなる、ゼリー状の構造があります。
その髄核をコラーゲン繊維で出来た
線維輪と呼ばれる構造が取り囲むようにして椎間板は構成されております。
朝に椎間板由来の腰痛が出やすいポイントとして
髄核の存在が重要です。
先程も書いたように、髄核の80%は水分から構成されています。
もしかしたら、聞いたり、体感したりしたことがあるかもしれませんが
人は朝がいちばん身長が高いです。
これは寝ている間に、
髄核の中に水分が沢山含まれることによって、
椎間板が膨隆するためです。
椎間板が膨らむことは
椎間板の内圧が上がることを指します。
椎間板内圧が上がった状態で
起床することによって、椎間板に一気に重力がかかり
椎間板内の髄核が押しつぶされ、後方に突出するような形になります。
この髄核が完全に飛び出すと
いわゆる「椎間板ヘルニア」です。
腰痛のみならず、坐骨神経痛や足のしびれや痛みの原因にもなります。
元々椎間板ヘルニアのある方では、朝方に症状が出やすくなります。
また、明らかな椎間板ヘルニアはなくても
髄核が後方に膨らんで突出することによって
髄核を取り囲んでいる線維輪に傷がついて痛みを生じる状態を
「椎間板性腰痛」と呼びます。
この「椎間板性腰痛」も朝方に出やすいのが特徴のひとつです。
また、椎間板は
前屈(前かがみ姿勢)で最も内圧が上がります。
なので朝起き上がる際に、
腹筋を使って上体起こしのような形で起き上がると
やはり椎間板に負担がかかってしまいます。
また、起床後の洗顔時等で痛みが出やすいのも
椎間板が原因の腰痛の特徴です。
起床時に特に痛い腰痛のその他の原因
椎間板以外でも朝の腰痛に関連する原因は
多数考えられます。
まず寝ている間は身体の動きが少なくなるため
同一姿勢が続きやすく
筋肉や筋膜が固くなりやすい環境になります。
ただ、寝ている時間に身体が緊張せず
寝返りが沢山できていればこれは起こりにくいはずです。
また、近年の神経科学研究では
一般的には仰向けで寝る方が、体重が分散し、
脊柱の自然なS字も保たれやすく、筋肉の緊張は解けやすいと言われておりますので
仰向けで寝入り、適宜寝返りを出来る状態というのが理想的な寝方と言えそうです。
ただし、腰痛では仰向けが辛いパターンもありますので、
体の緊張が抜けやすい姿勢、
体重が分散しやすい姿勢が仰向けと認識していただくと良いかと思います。
寝返りは一晩で20~30回ほどするそうですが
身体が硬かったり、マットレスが合わなかったり、
自律神経が乱れていたりすると寝返りがなかなか出来なくなってしまいます。
このような腰痛であれば
起きた時は寝返りができずに筋肉や筋膜が固まってしまい、
腰痛を感じるが、動いているうちに筋肉や筋膜が動くようになって
痛みが引いてくるという病態の説明ができるかと思います。
また朝の腰痛にも
当院の重視している呼吸や体幹機能が関係します。
そもそも呼吸と体幹機能が密接に関係しますが…
寝ている間も呼吸をしていることは言うまでもありません。
私たちは1日に2~3万回の呼吸をしています。
寝ている時に浅く、緊張感の強い
いわゆる「胸式呼吸」をしていると
体の緊張が取れづらく、筋肉や筋膜が硬くなりやすいため、
朝起きた時に筋肉や筋膜が硬くなってしまい
起き上がる際の腰の痛みに繋がります。
また、体幹機能が落ちている場合では
寝ている間も腰椎の安定性が失われやすくなってしまいます。
更に呼吸は自律神経とも密接に関係するため
浅い呼吸や睡眠時無呼吸症候群などでは
睡眠の質が低下して
身体の疲れも取れづらくなるため
やはり朝起きた時の腰痛に繋がりやすいです。
朝の腰痛を避けるためには
・起き上がる際に腹筋運動をするような起き上がり方は避ける
・起き上がる前に身体を動かして、筋肉や筋膜の緊張を取る
・寝返りをしやすい環境を作る(寝具、着るもの、室温など)
・ストレッチや体幹運動、呼吸法の改善を習慣として行う
・寝る前の呼吸のエクササイズをする
などと工夫ができるかと思います。
山梨県甲府市のいのうえ鍼灸整骨院では
朝の腰痛を避けるために必要な
エクササイズ指導を含めて施術を行っております。
朝だけ腰が痛く
動いているうちに改善する場合は
・椎間板
・筋肉や筋膜
・睡眠や呼吸
などが関係していることがあります。
朝起きる時の腰痛でお困りでしたら
甲府市のいのうえ鍼灸整骨院にお問い合わせ下さい。

