なぜ腰痛が治らないのか

2026年05月8日

長期の腰痛に悩む女性

慢性腰痛のビジョンを考える

こんにちは!

山梨県甲府市のいのうえ鍼灸整骨院です。

当院に来られる腰痛の患者様でも

「何年も前から腰が痛くて」

「1度痛みが取れても、腰痛を繰り返してしまう」

こんな症状を訴える方も多くいらっしゃいます。

なぜ、治りにくい腰痛があるのか

どうして腰痛が治らないのでしょうか。

理由は痛い場所にだけ着目しているからです。

腰痛には

・特異的腰痛(器質的腰痛)

→レントゲンやMRI、CTなどの画像検査で

骨、椎間板、靭帯などに異状が見られる腰痛

・非特異的腰痛(機能的腰痛)

→画像検査で異常が見られない腰痛

と言う風に分けられます。

これは以前のブログでも繰り返し

書いてきた内容です。

腰痛の85%は原因がわからない非特異的腰痛とされます。

特異的腰痛と非特異的腰痛

特異的腰痛に関しては

例えば椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などと診断名のつく腰痛であり

特異的腰痛ならば

理論上は

その原因が取り除かれれば腰痛は無くなるはずです。

椎間板ヘルニアで言えば

飛び出している髄核による神経の圧迫が取れたら痛みも取れるはずです。

脊柱管狭窄症で言えば

狭くなった脊柱管が広がって、神経の圧迫が取れたら痛みも取れるはずです。

非特異的腰痛では

病院で画像診断を受けても

特に何も映らないため診断名はつきません。

その原因が明らかにならないまま

湿布やマッサージや電気、湿布を貼ると言った

姑息的な施術によってその場では痛みが取れることもあるでしょう。

でもまた腰痛を繰り返す。

そんな経験ありませんか?

このような場合では、腰痛がなぜ起こっているのかという本質的な部分を考えていく必要があります。

当院の考える腰痛の原因

当院では腰痛の主な原因を

体幹の機能低下としてまとめています。

特に重要な視点は腹圧の低下です。

腹圧の低下は

特異的腰痛、非特異的腰痛

どちらの要因にもなり得ます。

非特異的腰痛も

筋筋膜性腰痛、椎間関節性腰痛、仙腸関節性腰痛、

椎間板性腰痛などといくつか種類があるのですが

ほとんどはこの腹圧の低下という視点で説明がつきます。

なぜ腹圧の低下様々な腰痛の要因となるか

本来、腹圧は横隔膜を頂点として、左右の腹横筋、

骨盤底筋、後面の多裂筋という4種類の筋肉がユニットとして働くことで作られるもので

身体を内側から支えています。

これら4つの筋肉はいわゆる

インナーマッスルと言われる筋肉で

腰を支える、姿勢を維持するといった

コルセットのような役割があります。

腰を痛めた時に、外からコルセットを巻いて

安定させると腰の痛みが軽減しますよね。

あれは、腹圧を意図的に高めることで

脊柱(背骨)にかかる負担を軽減させています。

本来は、腹横筋、横隔膜、骨盤底筋、多裂筋の4つの筋肉がユニットとして働くことで

腹圧を高めて、脊柱を安定させられるのですが

これらの筋肉が上手く機能出来なくなってしまうと

脊柱の安定性が失われて、腰に負担が集中する。

これがまず腹圧の低下によって腰痛が起こるメカニズムのひとつです。

だから痛みのある腰を揉んでも良くならないのです。

腰痛の原因が腰にある訳ではないため、

いくら揉みほぐしても根本的な部分が解決しないのでいつまで経っても、

腰痛を繰り返してしまいます。

腹圧の低下が他の筋肉の緊張を誘発する

さらに腹圧の低下はほかの筋肉の緊張を招きます。

例えば、腹横筋の機能が低下すると

腸腰筋というこちらも比較的身体の深部に付着する筋肉の緊張が起こりやすくなります。

腸腰筋は

腰椎や骨盤にも付着するため、この筋肉が硬くなると

腰痛が起こるのも何となくイメージできるのでは無いでしょうか?

背骨の際に付いている多裂筋の機能が低下した場合では

代わりに並走する脊柱起立筋

この筋肉が多裂筋を代償するように緊張します。

脊柱起立筋は頸部〜腰部まで伸びる筋肉であり

こちらも腰痛の原因となるのがイメージできますか?

他にも例えば広背筋。

これも骨盤から腕の方まで伸びている背中の大きな筋肉ですが

腹圧を作る筋肉のひとつの横隔膜は呼吸をする際にメインで働く筋肉です。

横隔膜の機能が低下すると、呼吸が上手くいかなくなります。

すると人間は努力呼吸といって

頚部にある呼吸補助筋という筋肉を沢山使って

肩呼吸をするようになります

さらに広背筋も使って背中呼吸も始まります。

すると広背筋を含め、呼吸補助筋が過剰に働くことになり

腰痛はもちろん肩こりなども起こりやすくなります。

余談ですが、肩こりのある方では呼吸の機能改善を行わない限り、

ほぼ間違いなく肩こりは良くならないでしょう。

このように腹圧の低下が、

他の筋肉の緊張を助長することも、

腹圧が腰痛と密接に関係するということが言えます。

山梨県甲府市のいのうえ鍼灸整骨院では

腹圧の確認、及び腹圧を高めるエクササイズといった

運動療法なども同時並行で施術を行っております。

・何年も腰痛が続いている

・マッサージで良くなっても再発する

・原因が分からないと言われた

このようなお悩みの方はお気軽にご相談ください。

皆様が腰痛から1日でも早く回復されることを願っております。

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